東海道一の絶景。今も昔も薩埵峠。
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薩埵峠(さったとうげ) 東海道
歌川広重の『東海道五十三次之内』(保永堂版)で由比宿の様子を見れば、そこにあるはずの峠道はただの断崖絶壁で、左上にいる3人の人物は、傾斜角45度の斜面から今にも転落しそうに描かれる。ここがいかに難所だったか、広重は緊張感あふれる大胆な構図で表現したのだ。
難所だった薩埵峠を経ず、海岸線を安全に通行できるようになったのは、嘉永7年(1854年)の大地震で海岸が隆起してからだという。
現代ではその狹い海岸線に大工事が繰り返され、東海道本線、国道1号線、東名高速道路という、日本の大動脈が束ねられたようにして走っている。
富士山の眺望ポイントとしての人気は海岸線でも絶大だが、駿河湾にせり出した薩埵山を中腹まで登って薩埵峠に立てば、広重の描いた絶景をこの目で見ることができる。峠には展望台も整備されている。
ハイキング客でにぎわう東海道一の絶景、薩埵峠。
薩埵峠から見る秋の絶景。
夜明けの薩埵峠。右側の白と赤の光が東名高速道路。左側が国道1号線。一番左の細い光がJR東海道本線。
梅の咲くころ、薩埵峠を歩く。
薩埵峠に整備された展望台。ちょっと霞んだ富士山もまた美しい。
由比本陣公園。静岡県都市景観賞最優秀賞を受賞したという静岡県内でも指折りの美観を誇る。
由比本陣公園内の「御幸亭」。茶室があり、煎茶を出してくれる。
由比本陣公園内の東海道由比宿交流館。ひろびろとして、のんびりとした空間。地場産品も売っている。
由比本陣公園内の東海道広重美術館。広重の浮世絵など、改めてじっくり鑑賞したい。
坐漁荘(ざぎょそう)記念館。西園寺公望公の別荘だったものが復元されている。
興津の清見寺(せいけんじ)。清水港を望む高台にある。徳川家康公ゆかりの寺で、朝鮮通信使も訪れた古刹だ。
由比の「たまご餅」(右)と、興津の「宮様まんぢう」(左)。薩埵峠へのハイキングに、元気が出る東海道名物。
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