グランマ・モーゼスの愛称で親しまれるアンナ・メアリー・ロバートソン・
モーゼス(1860-1961)は、70代で本格的に絵筆を取り、
101歳で亡くなる年まで1,600点以上の作品を遺しました。
モーゼスは、生涯をアメリカ北東部の農村で暮らした経験をもとに、
四季の移ろいや日々の仕事、季節ごとの行事などを、豊かな色彩と素朴な
筆致で詳細に描き出します。
これらの絵は偶然、村を訪れたコレクターの目に留まり、1940年、80歳の
時にニューヨークで初個展を開きます。米国各地で展覧会を開催し、
当時の大統領トルーマンより表彰を受けるなど国民的画家となってからも
堅実な暮らしぶりは変わらず、日々を喜びに満ちたものにしようと生きた
農村の人々の暮らしを描き続けました。
日本で開催される16年ぶりの回顧展となる本展では、最初期の油彩画から
100歳で描いた絶筆、愛用品や関連資料など、日本初公開を含む
約130点を紹介します。
当時、大恐慌や戦争を経験し、疲弊していたアメリカの人々の心を捉えた
作品は、今を生きる私たちにも温かく、力強いメッセージを投げかけてくる
ことでしょう。
【期 間】 9月14日(火)~11月7日(日)
【開館時間】 10:00~19:00(入場は閉館の30分前まで)
【休 館 日】 毎週月曜日
※(ただし9月20日(月・祝)は開館)、9月21日(火)
【観 覧 料】 一般 1,300(1,100)円
大学生・70歳以上 900(700)円
中学生以下無料
※()内は前売と当日のみの20名以上の団体料金
※障がい者手帳等をご持参の方および
介助者原則1名は無料
※静岡市美術館HPより日時指定予約できます
【前 売 券 】8月6日(金)から9月13日(月)まで販売
場所・会場 |
静岡市美術館 |
アクセス |
JR静岡駅北口より徒歩3分(葵タワー3F) |
TEL |
054-273-1515 |
リンク |
静岡市美術館 HP
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