国宝《雲中供養菩薩像南1号》天喜元(1053)年 平等院蔵 ©平等院[後期展示]
2022年に開創970年を迎える平等院は、平安時代中期に朝廷で絶大な
権勢を誇った公卿・藤原道長が所有した宇治川畔の別荘を、永承7
(1052)年に長男の頼通が寺院に改めて建立した京都屈指の名刹
です。同寺は現世に極楽浄土を再現するべく壮大な伽藍が整備され、
創建期に遡る現存唯一の遺構である鳳凰堂には、建築、彫刻、絵画、
工芸と技術の粋が結集されています。定朝作の阿弥陀如来坐像(国宝)
が安置した堂内は善美を尽くした装飾で華麗に壮厳され、優美で格調
高い王朝貴族の美意識を今に伝えています。
平等院では近年、創建当初の姿の復元を目指し、鳳凰堂の修理や調査
研究が進められています。
本展では雲中供養菩薩像(国宝)に代表される鳳凰堂ゆかりの名品を
中心に、調査の過程で新たに発見された貴重な作品、養林庵書院
(重要文化財)襖絵など塔絵など塔頭の浄土院に伝わる知られざる
寺宝の数々もかつてない規模で展観し、平等院が守り伝えてきた
信仰と美の遺産をご覧いただけます。
【期 間】2月5日(土)~3月27日(日)
※会期中、一部展示替えがあります。
前期2月27日(日)まで
後期3月1日(火)から
【休 館 日】毎週月曜日(ただし3/21(月・祝)は開館)、
3/22(火)
【時 間】10:00~19:00(入場は閉館の30分前まで)
【観 覧 料】一般1,400(1,200)円、大学生・70歳以上1,000(800)円、
中学生以下無料
※()内は前売料金 20名以上の団体料金
※障がい者手帳等をご持参の方及び介助者原則1名は無料
※静岡市美術館HPより日時指定予約ができます。
【前売り券】2月4日(金)まで販売
場所・会場 |
静岡市美術館(静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3階) |
アクセス |
JR静岡駅北口より徒歩3分(葵タワー3F) |
TEL |
054-273-1515 |
リンク |
静岡市美術館 HP
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