大御所・家康公史跡めぐり
寺町〔現在の常磐町〕
| 寺町 |
現在の常磐公園が当時の寺町です |
家康公が駿府城と駿府城下町造営にあたり、秩序よく寺院を駿府城下町に集合させたのが寺町である。寺町は駿府城の西に配置され、西方からの攻撃に対して防御できる空間として寺が置かれた。目的は、寺の建物や墓石などを有事の際には軍事上に利用しようとした考えがあったといわれる〔『静岡の史話と伝説』〕。つまり侍たちが寺に宿泊したり、または兵を駐屯させることを可能にする広場を確保して置くためである。

現在の常磐公園が当時の寺町です