大御所四百年祭記念 家康公を学ぶ

大御所・家康公史跡めぐり

瑞竜寺

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瑞竜寺 葵区井宮町48、JR静岡駅から安倍線、美和大谷線バス約10分材木町下車

瑞竜寺徳川家康公の正室〔朝日姫〕の菩提寺。天正14年(1586)5月、豊臣秀吉の腹違いの妹で、佐治日向守の妻であった朝日姫〔45歳〕を秀吉は無理やり離婚させ、浜松城にいた家康に嫁がせた。家康を味方にさせるためであった。ところが佐治日向守はこのことに腹を立てて自害した。
 天正16年(1588)、朝日姫は母が病気ということで京都に戻ったまま同18年聚楽第で没し、東福寺の塔頭である南明院に葬られた。後に家康公は、瑞竜寺に墓を建立し菩提を弔った。秀吉も天正18年(1590)年の小田原征伐の帰路に瑞竜寺の和尚を召し出し、朝日姫の菩提のため寺領と膳椀を寄贈した。後の慶長4年(1599)に十六羅漢や朝日姫ゆかりの小袖なども寄進した。 見所 旭御前御物、御紋桐総縫小袖の打敷を保存、切支丹灯籠、朝日姫の墓

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